大佛次郎「赤穂浪士(上・下)」
あけましておめでとうございます。しばらく忙しくて記事書いていなくて、久々の投稿。
去年の末から、大佛次郎の「赤穂浪士」、読みました。最近時代小説(特に池波正太郎)にはまっている俺であるが、王道ともいうべき忠臣蔵ものは読んだことがなかった。ということで、年末でもあるし、忠臣蔵小説の金字塔とも言われる、大佛次郎の「赤穂浪士」を読むことにした。残念ながら旧年中に読破することはできなかったが、つい昨日読み終えた。
読後感?かなりいい!
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赤穂浪士の示した武士道。武士道とは?最近あふれる幾多の新書本を読むよりもこの本一冊を読むべし。これぞ侍である。
47人の浪士の一途で、かつ潔い様子に胸を打たれる。たった100年ちょっと前の江戸の元禄時代に、このような人生を生き抜いた人々がいたと思うと、なんとも感無量である。
この小説自体も昭和の古い時代に書かれたとは思えないほど、読みやすく、スピード感にあふれた文体。ぐいぐいと物語に引き込まれていく。特に松の廊下の事件あたりもそうだし、それと赤穂浪士討ち入りの場面はページをめくる手が止まらない。大佛次郎、すばらしい。
おかげで、一気に忠臣蔵の話を読み終えて、時代小説ファンとしても一皮剥けた感じ。実は、この本を読む以前、藤沢周平の「用心棒日月抄」を読もうとしたのだが、どうも忠臣蔵関連の話が出てきて、そちらは一旦中断してこの「赤穂浪士」をまず手に取った次第であった。今後は「用心棒日月抄」もより一層楽しめるだろうし、また池波あたりの忠臣蔵ものも読みたいところ。
この本、最近再発刊されたらしいし、お奨め。


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