「剣客商売」池波正太郎著
舞台は江戸、時は江戸時代後期の老中田沼意次が実権を握っている時代。老剣客の「秋山小兵衛」と息子「秋山大治郎」が織り成す人間模様。
秋山親子を中心として、人間の強さ、弱さ、そして優しさ、虚しさをじんわりと感じさせてくれる。別に涙もろいわけではないが、たまに本当に泣けてくる。
そして、江戸時代の緻密な描写がすばらしい。江戸の地理から生活、文化まで、どこでここまで調べたの?と突っ込みたくなる池波ワールド。さらに料理の描写もおもわず唾液の分泌が過剰になること必須。
文庫本では一冊に5~6話が入っている。それぞれがそれほど長くないので寝る前などちょっと読みやすい。というか、面白すぎてなかなかやめることができず睡眠時間が少なくなる、という副作用付きである。
始めは「時代小説など…」とあまりの力ではなかったのだが、今や完全に池波正太郎の大ファン。俺は鬼平犯科帳から入ったのだが、瞬く間に全巻読破し、現在剣客商売も半分以上読破。
池波作品を呼んだことのない諸君。頼むから騙されたと思って「剣客商売」一度読んでみて。1巻を読み終える頃には2巻、3巻を購入していること間違いなし。
















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