2006年4月15日

狂気のソンクラーン @ バンコク

はっきり言ってクレイジーである。タイのソンクラーンという正月のようなお祭り。このお祭り、いわゆる「水かけ祭り」である。今月13日から15日まで開かれているが、14~15日をバンコクで過ごしてしまった。

祭りの最終日の15日。バンコク中心部にある滞在ホテル周辺では、たまに道を走る車に水鉄砲で水をかけている程度で、おとなしいものであった。皆里帰りしているらしく、交通量もめっきり減って、むしろもの寂しいくらいであった。

この日、いつものように、カオサンにマッサージに出かけた。バスに乗ってカオサンに近づくにつれ、異様な雰囲気を感じ始めた。

まず、雨も降っていないのに、片側5車線くらいの広い道が前面濡れている。ピックアップトラックの荷台に子供が10人くらいとゴミバケツ大の容器に水を満載したものがちらほらと通り過ぎていく。徐々に人が増えていくが、みんな顔に白い泥を塗られている。なんとなくただならぬ雰囲気。

そして、カオサン通りが見えてきた。もんのすごい人、人、人。まるで明治神宮の初詣状態。初詣なら通行方向が制限されているからまだいいが、カオサンは行く人帰る人、それぞれ縦横無尽で混雑も尋常ではない。大通りでは、バケツの水をバイクやトゥクトゥク、更には窓を開けたバスにまでぶっかけているから驚く。そしてまた、ぶっ掛けられた人々が誰も文句を言っていないところが更に驚く。

おそるおそるカオサンを歩く。大音量の音楽が流れる中、通りではバケツでだれそれ構わず水をぶっかけ、水鉄砲を乱射し、ペットボトルの水を他人の背中にこっそり流し込む。もう無法地帯。中には氷水をぶっかける輩もいてたちが悪い。更にすれ違いざまに顔や首に泥を塗られる。しかし、誰も怒らない。こんな状態なので、マッサージ屋は当然閉店。仕方なく腹を決めてカオサンを一通り歩きぬくことにする。途中で完全にびしょびしょになったので観念して、押しつ押されつ人ごみを進む。

カオサン周辺を歩くのに1時間ほどかかった。もう心身ともにボロボロ。疲れ果ててホテルへと帰った。後でタイ人に「カオサンに行った」と話したら、「マジで??」と驚くようなリアクション。あそこがバンコクのマックスだ、と言っていた。想像以上の熱狂振りに日本に帰ってからもうなされそうである。

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