君が代不起立問題の季節
東京都立高校の卒業式で、今年は君が代斉唱時の不起立の教師が減少したそうだ。
昨年、「君が代」斉唱時に起立しなかった教職員ら約200人が処分された東京都立高校などの卒業式で、今年は起立しない教職員が減っている。2度目は減給など重い処分につながるためで、「不起立」は数十人程度にとどまりそうだ。11日、都立高は卒業式のピークを迎える。起立か、覚悟の不起立か。教職員たちは悩む。(3/12 朝日新聞)
結局、去年不起立で都教委に処分されて今年も2度目の不起立だと、減給など、処分が重くなるそうだ。
どうかな、と思う。公立高校の教師としての公務員的役割と、思想の自由のどちらを優先させべきか、という問題でもあると思う。やはりここは思想の自由の方が、民主主義国家に生きる人間として、より基本的な権利であると思うのだが。
先日(2004年10月)も、棋士の米長氏が秋の園遊会にて「日本中の学校で国旗を揚げて、国歌を斉唱させるのがわたしの仕事でございます」と話下のに対し、天皇は「やはり、強制になるという考え方でないことが望ましいですね」と応じた、という場面があった。この天皇発言自体もびっくりだが、天皇自身、政治的な発言をする立場にない上でのギリギリの発言であり、このような問題を真摯に考えているんだなぁ、と感じた。
一方の都教委をはじめとする権力側は、国旗・国歌(=天皇)をうまく崇め奉って、自由意志のない権力に従順な国家を作るための道具としているのではないか、とさえ感じる。
都教委の教職員に対する恐怖政治的なやり方は、疑問である。

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