続・年金未納者
中山経産相、麻生総務相、石破防衛庁長官。さらには福田官房長官、谷垣財務相、竹中経済財政・金融相に茂木沖縄・北方相。さらにさらに菅野党第一党党首。そうそうたるメンツである。
江角マキコの一投は、思いのほか波紋が大きかったようだ。ここまでくれば、社会保険庁が彼らの年金未納を暴くために、年金未納の江角マキコを投入したとしか思えないくらいである。
いわずもがな、冒頭で述べた方々は国を代表する年金未納者である。「江角マキコを国会に参考人招致する」だとか、「閣僚の年金納付状況の公表はプライバシーの侵害にあたる」と言った詭弁をよく言えたものだ。もっとも、後者の発言は本音だったのだろうが。
年金制度の複雑さがこのような事態を招いたことも原因の一つではあろうが、やはり各人の自覚が足りなかったとしか言いようがない。弁解の余地がない。これも「自己責任」の一言に尽きる問題である(こうして考えると、「自己責任」という言葉はかなり守備範囲の広い言葉のように思える)。そして、我々はあきれるばかりだ。
国会議員ともなると、かなりの(議員)年金がもらえるらしい。国民年金などなんとも思っていないというのが正直なところではないだろうか。逆に、政争の具にでもしかねない。
近い将来、国会議員全員の年金納付状況の公表は免れないであろう。そして、きっと何人もの議員に未納者が出てくるに違いない。抜本的な対策としては、やはり年金制度の一元化であろうか。でも、今の状況の民主党、発言力ゼロに等しいからなぁ。
まったくもって、この国の政治はどうなっているのか。
公的年金の一元化とは
サラリーマンの公的年金制度には現在、民間企業の厚生年金のほか、国家公務員、地方公務員、私立学校教職員、農林年金の4つの共済年金制度がある。一元化とは、年金制度同士を合併させて一つの制度にしたり、制度は分かれていても、財政が苦しくなった場合に支援しあう仕組みを作ったりするという意味。政府は1984年に、公的年金制度全体の一元化を「95年をめどに完了させる」という方針を閣議決定したが、取り組みが大幅に遅れている。
厚生年金と統合される農林年金には、農協や漁協の職員約48万人が加入している。農協の職員5万人削減計画などで加入者が減り、高齢化で受給者が増えているため、各年金制度の中で財政状況が最も厳しい。農林年金が行った将来推計によると、もし厚生年金と統合しなければ、2003年度には赤字に転落する見通しだった。

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